ルール
詰める側を攻方(または詰方)とよび、詰められる側を玉方(または受方)とよぶ。
攻方が先手である。
攻方は王手の連続で相手の玉を詰ます。
攻方は持駒と、王手をしながら取った駒を使ってよい。
玉方は最善、最長手順になるように王手を回避する手を指す。
玉方は同手数の逃げ手順が複数ある場合、攻方に持ち駒を使わせる手順を正解とする。
玉方も、場合によっては合駒でなく、守備駒の移動合で応手することもある(いずれにしても、詰み手数が同じ場合)。
玉方の持駒は「残り駒全部」であり、盤上の駒、攻方の持ち駒および残りの玉将を除くすべての駒を持駒とする。
玉方は使われていない駒を合駒として打つことができる。
その種類の駒がすべて使われているときは、その駒は打てない(俗に「売り切れ」という)。
たとえば飛車(龍王)が盤上に2枚あれば、合駒として飛車を打つことはできない。
取られるだけで詰手順の本質に変化を生じない玉方の合駒は「無駄合」といって手数に含めない。
ただし合駒によって詰みを回避できる場合、または詰手順に変化を生じる場合は、無駄合いではない。
問題によっては、最終手で空き王手の場合、王手を掛けた駒と、(仮に玉方が無駄合で応手したとして)、詰みが成立する駒が異なる場合もあるが、これも同手数とする。
その他、駒の動かし方等のルールは指し将棋に準じる(攻め方の打ち歩詰め・千日手は失敗となり、玉方は行き所のない駒は打てず、双方とも二歩は打てない)。
問題作成上の制限として次のようなものがある。
最善の手順が一意に定まる。
作意手順(作者の意図した手順)以外の詰手順が成立する場合、「余詰」と呼び、不完全作として扱われる場合がある。
攻方、玉方双方とも最善の手順を進めた場合、最終的に攻方の持駒が1枚も残らない(「駒余り」があってはならない)。
盤上に飾り駒(その駒があってもなくても、作品の内容に影響しない無駄な駒)を配置しないのが原則。
ただし、実戦型の場合は意図的に配する場合がある。Wikipedia
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